2010年08月03日
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ワンダービートS

Written By: トーノZERO連絡先

スタッフ §

  • 放送局: TBS系列
  • 放送期間: 1986年4月16日から11月19日
  • 企画監修:手塚治虫
  • 監督:出崎哲(1~15話)・有原誠治(16~26話)
  • キャラクターデザイン:四分一節子
  • メカニックデザイン:樋口雄一
  • 総作画監督:清水恵蔵
  • 音楽:米光亮・溝口肇
  • 科学監修:戸川達男工学博士(現職:早稲田大学人間科学学術院特任教授/放映当時:東京医科歯科大学医用器材研究所教授)
  • 医学監修:
  • 草川三治医学博士(故人。放映当時:東京女子医科大学小児科教授・同大学付属第二病院院長・日本中毒情報センター理事)
  • 橋本大定医学博士(現職:埼玉医科大学総合医療センター消化器外科教授/放映当時:東京大学第2外科講師)
  • アニメーション製作:虫プロダクション(協力:マジックバス)
  • 制作:TBS/東急エージェンシー(本編ではクレジットタイトル無し)

 WikiPediaより

概要 §

 小さく縮小された人間が身体の中に入って治療を行いますが、そこでは宇宙からの小さな侵略者が人体を調べていました。

感想 §

 ワンダービートSのSはスクランブルと読みます。

 手塚治虫が手がけ、医療機器メーカーのテルモが1社で提供した意欲作……ですが、ともかく裏番組が強力すぎて無名のアニメとして終わってしまった感があります。何しろ、裏番組はめぞん一刻です。(同じように、同じ時間の無限軌道SSXも裏番組がうる星やつらで苦戦している)

 そういうわけで、ともかく無名でしかも最後は全て放送されないで終わってしまっています。しかし、これは純粋な手塚治虫というわけではなく、キャラクターも手塚キャラではなく当時の流行の感じであり、けして古い感じはありませんでした。むしろ、きれい事に終始することが多かった当時のめぞん一刻よりも面白かったかもしれません。加速器を周回して縮小されるメカニズムのハッタリもスケール感が大きかったし。割と好きでしたね。

 人間が小さくなるというモチーフは、ミクロイドSでも多少見られ、医療行為を行うというモチーフは救命戦士ナノセイバーに受け継がれていきますが、やはりそこから先に行けない感じですね。ワンダービートSは打ち切られ、救命戦士ナノセイバーもバーチャルシリーズの最終作品となって続きません。個人的には割と好きなモチーフですけどね。

 ちなみに、放送されなかった最後の2話はあとで人に見せて貰いましたが、さすがに古い話なのでもう中身は忘れてしまいましたね。